東北地方太平洋沖地震
今回の地震、大変な災害となりました。東北地方太平洋沖地震の被災に遭われた方、お亡くなりになられた方に深く哀悼の意を表します。
今回の想像を遥かに超える大地震。
名取市や福島原発の映像は
本当に恐ろしすぎます。
つぎの文章はある方がかいたものですが
とりあえず何かできることはないのか?
と迷っている人は
こちらの記事も参考にされてみて下さい。
■被災が軽微な人にもできる「支援」
1. 省エネを強く意識しよう
今回の地震の災害は甚大で、現在は特に電気供給に不安が生じている状態にあります。執筆時点の情報によれば、首都圏の一時停電も検討せざるを得ないようです。おそらく、その他のエネルギー資源についても輸入に頼ることが多いため、供給の不安定さは生じることと思います。
そこで、特に東京電力管内にお住まいの方については、自分の生活に支障がなかい程度に節電、省エネルギーに努めてみてください。これは助け合いになります。
少し厚着をして暖房を控える、家族は続けて入ってお風呂の沸かし直しをしないなど、なんでもできることをやってみてください。ムダな明かりを消すだけでもいいです。一般的には、熱に関する器具が電力消費が大きいといわれます。各自工夫をしてみてください。
2. 買いだめの「しすぎ」に注意
物流の不安もこれからやってきます。被災地への支援物資が優先されるため、一般向け流通が減少したり、被災地での生産活動がストップすることにより、今後食品などの流通量が減少することと思われます。
買いだめをある程度行うことは、個人や家族の生活を守るために必要かもしれません。しかし、無用な量の生活物資の買いだめはしないでください。もしかすると、本当は無用な買いだめで、別の家族が生活必需品を確保できなくなってしまうかもしれません。
絶対にやってほしくないことは、買いだめ品を捨てること。生鮮品を買いだめしたけど食べずに捨てるようになるような、もったいないことはしないでください。被災地では卵も牛乳も、あらゆる食品が自由に手に入らない状態にあります。まさに「もったいない」の精神を発揮することは、あなたの家計だけでなく、遠くの被災者の支援にもつながるはずです。
3. 移動は公共機関をできるだけ使う
今のところ、関東首都圏地域では被災は軽微であり、多くの人が車を利用しています。しかし、これからたくさんの支援物資を全国から東北方面へ運ぶことになります。また、余震が起きることがあれば、首都圏でも緊急車両が都内を駆け巡ることになります。地震の当日は都内でも渋滞が発生し、救急車両の移動に支障が生じていました。
また、ガソリンの輸入・流通にも支障の出る恐れがあり、当面の間はガソリンの供給不安もありえます。被災者支援のための動力源に、優先してガソリンを使ってほしいところです。そこで、ガソリン消費を抑えるライフスタイルにしばらく切り替えてみてはいかがでしょうか。
たいていの場合、電車やバスなどの公共機関のほうが安上がりなことが多いですし、使用するエネルギーも少なくてすみます。できればしばらくの間、移動にはできる限り公共機関の活用をお願いしたいです。
4. できれば寄付を
最後のお願いは寄付です。自分の生活に無理のない範囲でかまいません。年収ベースでいえば、1%程度でもかまいません(それでも立派な金額になると思います)。寄付に協力してみてください。
個人的なアドバイスとしては、寄付金控除をとって、来年の確定申告に活かすようなところに振り込んでみてはいかがでしょうか? 寄付金控除を取るためには、基本的には振込となるので、募金箱より早くお金が届くと思います。また、信頼できる団体のみが寄付金控除の証明書を発行できるので、支援の気持ちも確実に届きます。
ネットで「寄付金控除」で検索して団体を探し、ネットバンキングや銀行の窓口で振り込んでみてください(振込手数料無料のところも多いです)。なお、個人の判断で直接モノを送らないようにしましょう。不要な物資が届いても、現場の混乱を招くだけです。
また、ポイントを寄付に回すようなサービスもありますので、利用してみるといいでしょう。1人の未使用の100ポイントも、1万人分あれば100万の力になります(例えば、Tポイントはネット経由でポイントを寄付に回せるようです)。
今回はたまたま被災軽微であった私たちも、もしかしたら大変な被災に遭った当事者になっていたかもしれません。誰もがボランティアに駆けつけることはできませんが、何か力になりたいという気持ちを持つ人は多いと思います。
ここでは「今すぐに誰でもできる」小さな支援を4つご紹介しました。ひとりひとりの力は小さくても、合わせれば大きな支援の力になります。自分にできる範囲でかまいません。被災軽微な立場だったからこそできる取り組みをしてみてほしいと思います。